古墳探訪　東三河の前方後円（方）墳集成

　この８号墳は、舟山古墳群の中では前方後円墳の２号墳を除けば、規模最大の円墳です。おまけに、その姿も美しく、市の史跡指定などを行って、今後も保存措置を講じてもらいたいと思いました。
　舟山古墳群は、北側（北群）に５基の円墳（５号墳～９号墳）、南側（南群）に１基の前方後円墳と４基の円墳で構成されています。下記の報告書によれば、北群の５号墳・６号墳は住宅建設などで、一部破壊・滅失し、７号墳は６号墳の北にある径１３ｍ・高さ１ｍほどの円墳だそうです。おっさんは、この８号墳に夢中になって７号墳の探訪を疎かにしてしまいました。「ルッキズムの差別は、どいかん」。

　１９９６年に一宮町教育委員会が発行した報告書『舟山４号墳』では、「８号墳　７号墳の北に続く円墳で、径２３ｍ、高さ２．３ｍを測る。円墳では群中最大の規模である。墳丘には損傷が見られず、残存状況は良好である。」（p．9）と述べています。
　また、ＨＰ．「愛知県文化財マップ　埋蔵文化財　記念物」の「埋蔵文化財（地名表）」でも、「包蔵地名：舟山８号墳（中略）包蔵地概要：円墳（径２３ｍ、高２．３ｍ）。横穴式石室か。西側裾部に葺石、南側麓に古墓３基あり。」と記されています。


　墳頂。

　ほぼ全景。北から。

　全景。南から。
　全景。東から。
　全景。北東から。　　　　　　　　以上2024年2月撮影。