2024年03月03日

19ー3 舟山4号墳[舟山古墳群] 豊川市(旧一宮町)上長山 円墳 径18.5m

 住宅建設にともなって、消滅した古墳です。ただし、舟山古墳群の円墳の中では、唯一発掘調査が実施されています。墳丘や石室の測量がなされ、2個体の人骨や多数の須恵器・土師器や鉄鏃・大刀・装身具が出土しています。
 舟山古墳群を構成する10基の古墳の内、1号墳~4号墳・10号墳の5基が南側(南群)に位置しています。この4号墳の調査中に、その北側に円墳が確認され10号墳(径13m、高さ1m)と命名されたそうです。

 1996年に一宮町教育委員会が発行した報告書『船山4号墳』では、「墳形と規模 調査の結果検出された墳丘は東西の裾は発掘区外で確認できていないが、円墳であることは確実で、直径18.5mのほぼ正円形を呈する。墳丘の最高所は標高56.30mであるが、南北の墳裾部分には高低差があるため墳高は一律ではなく、南側との比高は1.9m、北側では1.6mとなる。」(p.11)と述べています。
 また、HP.「愛知県文化財マップ 埋蔵文化財 記念物」の「埋蔵文化財(地名表)」では、「包蔵地名:舟山4号墳(中略)包蔵地概要:円墳(径18.5m、高1.9m)。滅失。」と記されています。


 跡地付近。
19ー3 舟山4号墳[舟山古墳群] 豊川市(旧一宮町)上長山 円墳 径18.5m


 跡地付近。
19ー3 舟山4号墳[舟山古墳群] 豊川市(旧一宮町)上長山 円墳 径18.5m
        以上2024年2月撮影。



Posted by じこま at 07:06│Comments(0)
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