古墳探訪　東三河の前方後円（方）墳集成

　前回の１０号墳の北側に位置する円墳です。前回も書きましたが、９号墳～１２号墳は摩詞戸神社の南にある江泉院の南南東の台地上に立地しています。ただし、この４基は残存状態が悪く、竹林の中に小さな高まりがあるだけでした。そのため、どの高まりが何号墳か特定するのが難しかったです。下の絵も９号墳か否か自信がありませんが、下記の「愛知県文化財マップ　埋蔵文化財　記念物」の「石材３個残存」を参考に９号墳と想定しました。　
　　　　
　新城市のＨＰ．の「摩詞戸古墳群（まかごこふんぐん）」の項目で、「名称　９号墳、直径　全長１１．６ｍ、高さ１．１ｍ、形状　円墳、備考　墳丘亡失」と記されています。
　また、　ＨＰ．「愛知県文化財マップ　埋蔵文化財　記念物」の「埋蔵文化財（地名表）」では、「包蔵地名：摩詞戸第９号墳（中略）包蔵地概要：円墳、径１１．６ｍ、高１．１ｍ、石材３個残存、昭和３８年、農林省構造改善事業のため開墾。東側削りとられる。」と記されていました。

　余談ですが、本日の姉妹ブログ「古墳探訪　大型古墳集成」では、摩詞戸２号墳を掲載しています。よろしければ、そちらもご覧ください。


　石材。　　

　全景。東から。

　２つで全景。右側。左側。西から。

　墳丘。　　　　　　　　以上2024年3月撮影。